50周年を迎えます

1974年に東海大学病院初代理事長福島武氏の呼びかけで済生会平塚病院で誕生したオレンジクラブはその後2年余りの間に神奈川県内7病院に広がりました。1975年4月にこども医療センターで始まったオレンジ会の活動はその内容をより充実させながら50年間続いてきました。

今日では有償無償と様々な形でボランティア活動が行われていますが、当時の活動は今ほど活動しやすくはなかったかもしれません。活動費をボランティアが会費として出しあって始められ、徐々にその活動範囲も増えていきました。現在の院内活動は職員の手の届かないところを支えたり、特技を活かしてこどもたちに楽しさを届けたりしています。院内という場でボランティア同士が学び合いながら誰かの役に立てているという喜びを味わっています。

2003年に病院が外来ボランティアの募集を始め、2005年の新館完成に合わせて活動の充実を図るため梶山祥子ボランティアコーディネーターが配属されました。

活動費を心配してくださった職員の皆様がバザーを開催して工面してくださいました。コロナ禍でそのバザーは中止になりましたが現在は手作り品販売のミニバザーとして復活しています。

私達の活動費は病院の基金からあるいは医師会をはじめたくさんの方々からのご寄付とバザーの収益金で賄われています。皆様のご理解とご支援が無ければ続けられなかったと思います。

いま手を借りたいと願っている人に誰かの役に立ちたいと思っている人が手を貸すボランティアでありたいし、その場所がこども病院であることから院内にいるこどもたちが居心地の良い日常を感じられ、希望やゆめを持てるように努力するボランティアでありたいです。これからの50年も続けていけるよう大切に活動していきたいと思います。